PCBレイアウトを

作成するときのポイント

・PCBアートワークのグリッドはmm単位とする。

KiCADのPCBのアートワークのグリッドは、インチかメートル単位を選べるのですが、基本はメートル単位系でグリッドを指定して作業します。

・リード部品の取り付け寸法は、0.5mm単位とする。

リード線で取り付けるリード部品(抵抗やコンデンサなど)のフットプリントの寸法について、2.5mm単位でフットプリントを作成しています。 単位系を出来るだけメートル系にそろえて、できるだけ0.5mmを単位とし、配線時の線のズレを少なくするようにしています。

・リード部品フットプリントのセンターは1番ピンとする。

フットプリントの配置位置を決める際に回転などを行うのですが、フットプリントの中心点を1番ピンにしておくと後々の部品の配置とルータ配線の収まり具合がよいです。

例えばリード部品の抵抗など、フットプリントの大きさを2.5mmで作成した場合、センターを部品の中央とすると、両方の足まで 1.25mmとなってしまい、0.5mmとしたグリッドの位置との兼ね合いが上手くありません。

・スイッチ・コネクタ・ボリューム部品のセンターは部品の中心とする。

スイッチやコネクタなど、ケースに穴をあける必要がある部品は、フットプリントのセンターの位置は部品の中央にします。 このように指定することにより、ケースの穴あけ位置をmm単位でちょうど良い位置に指定できます。 

・GNDラインについて、線幅を細目に指定する。

今まで1.2mm幅の0.2mmクリアランスで配線していましたが、最後にベタパターンを入れて、パッドをサーマルスポークで接続すると、接続幅が広がってサーマルパターンのはんだ付けが少し難しくなります。その為GNDの線幅は細く設定することにしました。 線幅を細くした分クリアランスを大目設定し、0.3mm幅の0.3mmクリアランスで配線するのが自分が行うレイアウトデザインとして適当なようです。 ちなみにベタのサーマルパターンはサーマルクリアランス0.3mm、サーマルスポイーク幅0.3mmとしています。

GND配線 ⇒ 0.3mm幅、0.3mmクリアランス

サーマルパターン ⇒ サーマルクリアランス0.3mm、サーマルスポイーク幅0.3mm